旧暦7月の七夕飾り

私が子供のころから(何年前かは言いませんよ ぇえ言いませんとも 🙂 !)
札幌では8月に七夕祭りが行われていました。
そう、8月7日です。

北海道の多くは、旧暦による七夕祭りが行われるそうです。

旧暦は月による計算となり1年約345日、新暦は太陽による計算となり約365日。
これでは、毎年、日付がずれてしまうので
ざっくり1ヶ月ずらして旧暦七夕としましょう・・・ ってことなのでしょうかね(;´Д`)
ちなみに、今年、2018年中の七夕祭りは
旧暦による日付けを、新暦に対応させると8月17日だそうです。

去年から、水引のリースタイプの七夕飾りを作っています。
水引で夜空、笹、を表現しつつ、短冊と同じ色合いにしています。
織姫、彦星は、折り紙。
他の飾りは気分でチョイスしていますwww

七夕祭り 乞巧奠(きこうでん、きっこうでん)

私は水引に興味を持ったきっかけが、「立派なのし袋」(冠婚葬祭で見かける、飾りが大きめのもの)であったために紙とその折形(おりかた)にも興味を持っています。
書籍もかなり買いあさり、そのうちの1冊に下記のようなことが書かれていました。

五色の色紙や短冊に古歌や願い事などを書いて、若竹の枝に結んで二星にたむけます。元々は芋の葉にのった露を硯に取って、梶(かじ)の葉に書くものであったとか。古い時代には、七月六日に町中を梶の葉売り、短冊竹売りが売って歩いたと、その様子が記録されています。庭を浄め、棚を設けて五色の糸を掛け、七枚の梶の葉、瓜や茄子などの実を盛って供えるのが、いわば基本の作法であるものの、祭りの行い方は土地によって様々です。この夜、星空に向かって幸いを、また習っている芸事の上達を願います。

四季をよそおう折形 荒木 真喜雄:著 七月 より

折形を紹介している本なので、説明は簡潔で分かりやすいものです。
ご紹介できませんが、七月の飾りの写真も、私が見知った七夕飾りとは違っており、
技量の向上を願うための道具を祭るような形式でシンプルでした。
こちらの形式が、古来からのものなのか と驚きました。

しかしながら、現在では織姫と彦星のロマンチックな物語が、自分の技量の向上を願う祈りと一緒になっているようです。
(詳しくは、ウィキペディアの七夕のページをご覧下さい)
飾りを作ろうと思いたった時に、何をどんなふうに飾るのがいいのか、かなり悩みました。

参考にしたのは、仙台の七夕祭りに記載されていたページなどです。

飾りの由来と意味

使った飾りは以下の通り。
・笹
・天の川と五色の短冊
・神衣(かみこ、かみごろも)と織姫&彦星
・星飾り
・網飾り
・折鶴(千羽鶴)
・お財布
かなり、我欲が反映されていますwww

それぞれの飾りのうんちくwをご説明いたします。

緑色の色水引で叶結びを結び、ちょっと変形させて笹っぽくしています。

古来より笹や竹は神事に用いられるもの。
笹の生命力の強さ、効用が殺菌というところから魔除けになると考えられました。
また、まっすぐに伸びる事から先祖の霊や神様の依代(よりしろ)として用いたそうです。
※依代(よりしろ):神様を招き、つく物

天の川と五色の短冊

輪になっている水引で天の川を表し、その色を五色にすることで短冊の意味をも込めています。

色は、七夕で使われる際には織姫の織り糸の意味があり、五色を使うことで魔除けの意味も兼ねているそうです。
基本の短冊の五色は青・赤・黄・白・黒。この五色を正色といいます。
(七夕に飾る五色の短冊は中国の陰陽五行説に基づいており赤・青・黄・白・黒)
(後に、黒が紫になった と言われている)
五色が何色を指しているかに関しては、思想によって諸説あります。

星飾り

この飾りでは、昨今流行った、「ラッキースター」を飾っています。
星に願いが届きますように( ̄人 ̄)

神衣(かみこ、かみごろも)と織姫&彦星

和紙で折った男女の着物で、織姫と彦星 としました。
帯飾りに、それぞれ小さな結びをつけました。

紙の人形(着物)を飾ると、裁縫が上達し着るものに困らなくなると言われています。
災いを人形に移すという意味もあります。

網飾り

和紙で編み飾りを折りました。
風にそよぐ網は、視覚的にも涼し気で良いと思います。

魚を捕る網を表し、豊年豊作大漁の願いを込めてます。
食べ物に困りませんように( ̄人 ̄)

折鶴

和紙で折った折鶴を飾っています。
千羽鶴を折って飾ることと同じ意味合いです。

財布(巾着)

財布(巾着)
金運上昇を願い、折り紙で折ったり本物の財布を下げたりするそうです。
これは知りませんでしたΣ(・ω・ノ)ノ!
知りませんでしたが、非常に重要ですので(笑w)、和紙で折った巾着袋を下げてみました。
(昔は「巾着」が財布でした)
巾着紐は黒の水引で、梅結びをしてあります。

以前のブログには、この巾着袋の折形も記載していましたが、ぶっ飛ばしてしまいまして遥か彼方に…。
けれども、閲覧も非常に多かった「巾着袋の折り方」でしたので、そのうち再掲載したいと思います。

それぞれの七夕飾りの今

札幌では昭和の頃には、7月も終わり8月ともなれば、各家々の軒先には七夕飾りがありました。
今は...(・_・ ) ( ・_・)キョロキョロ...見かけません…(゚Д゚;)...
見かけるところと言えば、幼稚園、保育園・・・
短冊に願い事を書いたものなら、病院のロビーとか、何がしかのイベント会場か・・・

少子高齢化の影響なのか? とも思いました…
それもそうなのかもしれませんが、人づてに聞いたところ

あこ
今って七夕飾りを飾ってる家って、「ローソクもらい」にタゲられるらしいですよ~

(゜0゜;ハッ そうか!
札幌の場合、七夕祭り、ローソクもらい、盆踊り、夏祭り とセットになってる町内会って多い…ですね(・・;)

「ローソクもらい」とは何か は、詳しくは あこさんのリンク先をご参照いただくとして
今風に説明すれば
ハロウィンのTrick or treat(トリックオアトリート)の・・・ろうそく版・・・というか
あげないといたずらじゃぁ済まないんですけれどね…(;´Д`)
まぁ、子供たちがやってきて、お菓子ではなくにろうそくを要求するんですよね(;´Д`)
私の子供のころから、ろうそくではなくお菓子をくれる家もあり、そこの家の人たちはいい人だと思ったものでした…w

夕方と夜の境目の頃、浴衣を着て子供たちだけで手には提灯をぶら下げて歩く・・・
年長さんの子は年少さんのこの面倒をよく見て、普段では許されない、宵の口の冒険に(((o(^。^”)o)))ワクワクと出かけたものでした。
今から思えば、必ず、その道すがらに大人が立っていた気がします。
大人たちは大人たちの間で、しっかり示し合わせて さりげなく立ち話をしたり、ビール飲みながら涼んだりしつつ、子供たちを守っていてくれたのでしょう。

子供たちだけで夜出歩くのは危険すぎる ということで時間が早まったり、必ず大人の同行者が一緒でなければならない等、今では、子供たちだけの宵の口の冒険はなくなってしまったようです。
それは知っていましたが、今や、ろうそくやお菓子を用意したりする家も減り
子供に来られたら困る ということで、飾りすらも撤廃する とは・・・なんと風情が減ってしまいましたなぁ…(;´Д`)

けれど、逆に、私が子供たちを迎えるという立場になったときのことを考えると
今だと、うっかりドアを開けたらそこに立っているのは子供たちではなくて、強盗とか・・・(lll゚Д゚)ヒイィィィ!!
そんな風に考えて、ドアを開けることに躊躇ってしまうかもしれません。
(今の住処に子供たちが来たことはないですw)

古くからの七夕祭りの良かったところだけを懐かしむためにひっそりと飾る・・・
と言いつつ、堂々と玄関に飾りますがw
そんな七夕飾りを、今年も7日まで飾っています。

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